top of page

【フッ化物はなぜ歯に良いの❓】

更新日:5月9日

今回からは数回に渡り、フッ化物について投稿しようと思います☺️


先に、以前の投稿【どうやって虫歯はできるの❓】から見ていただくと理解しやすいと思いますので良かったらそちらからご覧ください😌🍀


よく“歯にはフッ素が良い”って聞きますよね。

厳密には、フッ化ナトリウムやフッ化カルシウムを指します(以下フッ化物とします)。

フッ化物による虫歯予防効果は国際的にも明確なエビデンス(科学的根拠)があり、WHO(世界保健機構)などの機関も使用を推奨しています。


しかもエビデンスレベルは最高ランク❗️✨✨(歯科の分野ではフッ化物とシーラントの2つしかない)で、キシリトールなどよりも高い効果が認められています。


フッ化物は、以下の3つの働きで虫歯を予防します。


・歯の表面の組織(エナメル質)の修復

酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。


・歯の質を強化

歯の表面の組織(エナメル質)を、酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めます。


・菌の働きを弱める

虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。


フッ化物は急激に効果が現れるものではないため、毎日のフッ化物入り歯磨剤の使用、定期的な歯科医院でもフッ化物塗布など、継続が大事です。


また、フッ化物は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれており、自然界にもありふれた成分なので安心してください。






最新記事

すべて表示
bottom of page